奥州住道辰 文政八年銘 拵付脇差 特別貴重認定
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- 銘
- 道辰
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- 時代
- 江戸時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 524g
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- 刀長
- 53.2cm
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- 反り
- 1.2cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 2cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 新潟県 第23265号
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- 登録年
- 昭和39年
本品は、江戸時代末期(文政8年・1825年)に「奥州住道辰」の銘と製作年が刻まれた脇差です。奥州とは現在の東北地方を指し、当地では江戸後期にかけて多くの刀工が活躍しました。道辰はその中のひとりとみられ、本作には年紀銘「文政八酉年春」が添えられており、製作時期が明確に確認できる点は資料的にも高い価値があります。
造込みは鎬造・庵棟で、脇差の中でも標準的かつ端正な姿を持ちます。地鉄は板目が詰んでおり、落ち着きのある肌合いを見せています。刃文は互の目乱れが連続して展開し、江戸後期の東北系刀工らしい働きのある出来口です。切先は中切先、茎は入山形の栗尻に仕上げられており、目釘穴は1個、保存状態は良好です。ハバキは金着せ仕立てで、格調ある仕上がりとなっています。
拵は黒塗鞘の大小拵が揃い、同じく「B4172」の番号が付された刀(大刀)と対をなす大小揃えです。刀身・拵それぞれに日本美術刀剣保存協会(NBTHK)の特別貴重認定書が付属しており、真贋・保存状態ともに第三者機関によるお墨付きを得ています。
さび・刃こぼれはいずれも見られず、現状の保存状態は良好です。銘・年紀ともに明瞭で、刀身と拵の両方に特別貴重認定書が付属し、かつ大小揃えで入手できる本品は、銘刀として確かな根拠を持ちながら、480,000円という手の届きやすい価格帯に収まっています。日本刀・江戸時代の刀剣文化に関心のある方や、認定書付の保存状態の良い一振りをお探しの方にとって、見逃しがたい一品です。