B4172【拵付刀】清光
室町時代中期に活躍した名門・長船派の刀工「清光」による拵付刀です。備前国長船は日本刀史上、最も繁栄した刀工集団として知られ、多くの名工を輩出しました。その中でも清光は応永から永正期(15世紀後半〜16世紀初頭)にかけて活躍し、力強くも美しい作風で知られています。
刀身は板目肌がよく詰み、地鉄は緻密で冴えを見せます。刃文は直刃調に乱れが交じり、清光特有の落ち着きと変化を兼ね備えた姿を示しています。小切先で扱いやすく、当時の実戦的な機能美を備えた姿を留めています。生茎に栗尻を備え、金着せのハバキが付された上質な一振です。
さらに本刀は、黒塗鞘による大小拵が揃っており、武家が格式を示すために大切に所持した一対としての価値も高いものです。日本美術刀剣保存協会より「特別貴重刀剣」に認定されており、その保存状態と美術的価値が保証されています。室町時代中期という戦国動乱期を生き抜いた備前刀の代表的作例として、鑑賞用にも収集用にも大変魅力ある逸品です。
こちらの商品は、大小揃いの拵で1枚の特別貴重認定書となっていますので、「E4171【拵付脇差】道辰」とセットでの販売となります。
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- 銘
- 清光
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 590g
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- 刀長
- 65.2cm
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- 反り
- 1.9
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.6
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 群馬県 第21850号
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- 登録年
- 昭和41年