江戸初期 藤原正行銘 鎬造脇差 白鞘入り
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- 銘
- 正行
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 456g
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- 刀長
- 46cm
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- 反り
- 1.2cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.9cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 大分県 第27750号
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- 登録年
- 令和5年
江戸時代初期は、戦国の動乱が収束し、武家社会が安定へと向かう転換期にあたります。この時代の刀工たちは、実戦的な武器としての機能美を保ちながらも、洗練された作域を追い求めました。本品はその時代を背景に鍛えられた脇差で、茎に「藤原正行」の銘が刻まれております。
藤原正行は江戸初期に活躍したとされる刀工で、藤原を冠した銘は古来より刀工が系譜や格式を示すために用いた慣習によるものです。同銘の刀工については詳細な伝承が限られているため、作風や地肌の特徴をもとに当時の作刀傾向をご参考いただければ幸いです。
造込みは鎬造・庵棟で、脇差としての均整がとれた姿をしております。地鉄は小板目が詰んでおり、綺麗な地肌が現れています。刃文は湾れ気味の直刃で、穏やかながらも変化に富んだ刃縁が見どころです。茎は生茎で栗尻、鑢目は平行に施されており、当時の鍛冶の丁寧な仕事ぶりが窺えます。切先は中切先で、全体的にまとまりのある品格ある一振りです。
拵は白鞘仕様となっており、保存・保管に適した状態です。ハバキは金色の二重ハバキで、見栄えも良く上品な印象を与えます。
保存状態につきましては、さびおよび刃こぼれはなく、良好な状態を保っております。刀身全体の健全性が高く、今後の維持管理もしやすい一振りといえます。
銘のある江戸初期の脇差を18万円という手の届きやすい価格でお求めいただける機会は多くありません。日本刀の入門として、また真剣な鑑賞・研究の対象として、幅広い方にお勧めできる一振りです。