肥前住國廣銘 白鞘脇差 江戸時代初期
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- 銘
- 國廣
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 423g
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- 刀長
- 51cm
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- 反り
- 0.9cm
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- 元幅
- 2.9cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 熊本県 第31737号
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- 登録年
- 昭和47年
江戸時代初期、九州北部の肥前国(現在の佐賀県・長崎県)は、初代忠吉をはじめとする優れた刀工たちが腕を競い、「肥前刀」と称される一大流派を形成した地として知られています。肥前刀はその精緻な地鉄と確かな切れ味によって武士から高い評価を受け、江戸時代を通じて全国に広まった銘刀産地です。太平の世における武士の装いとしても需要が高く、実用と美観を兼ね備えた作刀が数多く生み出されました。
本品は茎に「肥前住國廣」の銘を刻む脇差で、肥前国に居住した刀工・國廣の作と考えられます。肥前刀の伝統を受け継ぎ、切れ味の良さに定評があったとされる作品のひとつです。
造込みは鎬造(しのぎづくり)・庵棟(いおりむね)で、脇差として扱いやすい均整の取れた形状に仕上げられています。地鉄は板目肌(いためはだ)で、鍛え目が穏やかに流れる落ち着いた景色を見せます。刃文は互の目乱れ(ぐのめみだれ)で、波状に変化する刃縁の動きが本品の大きな見どころです。切先は中切先、茎は生茎(うぶなかご)で栗尻(くりじり)の形状を今日まで保っており、製作当時の姿をよく伝えています。金色ハバキが装着されており、白鞘とともに良好な状態でのご提供となります。
さびおよび刃こぼれはなく、良好な保存状態です。刃文・地鉄ともに明瞭で、日本刀本来の美しさをご覧いただけます。
価格は150,000円と、江戸時代初期の銘入り脇差としては求めやすい設定です。肥前刀に関心をお持ちの方、生茎の保存状態の良い脇差をお探しの方に、ぜひご検討いただきたい一振りです。