室町時代中期 銘「備」直刃の拵付脇差
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- 銘
- 備
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 364g
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- 刀長
- 44.8cm
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- 反り
- 1.7cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 東京都 第234615号
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- 登録年
- 昭和60年
室町時代中期は、応仁の乱前後の動乱期にあたり、各地で実戦を意識した堅実な作刀が盛んに行われた時代です。本脇差は、磨上げられた茎に「備」の一字が残り、以下が切れとなっています。「備」の字から、備前・備中・備後いずれかの国の刀工による作と推測されますが、断定はできません。当時これらの地域には多くの刀工集団が活動しており、実用本位の優れた刀剣を数多く世に送り出しました。
造込みは鎬造、庵棟で、刀身44.8cmの脇差です。地鉄(じがね)は杢目がよく詰んでおり、丁寧な鍛錬の跡が見て取れます。刃文は直刃で、静謐な中にも品格を感じさせる焼き入れです。切先は中切先で、反りは1.7cmとやや深く、室町中期の古刀らしい姿を保っています。茎は磨上で左上がりのヤスリ目が施され、目釘穴は二つ。銅ハバキが付属します。
拵は黒塗鞘に変り鉄鍔という取り合わせです。鯉口に若干の欠けがあり、鞘の塗りにも一部剥げが見られますが、時代なりの風合いといえます。刀身本体は錆や刃こぼれがなく、保存状態は良好です。
古刀期にあたる室町時代の脇差が拵付きで15万円と、大変お求めやすい価格です。初めて日本刀をお探しの方や、古刀期の脇差にご興味のある方にもおすすめの一振りです。