江戸中期 松江藩御抱刀工 国英 拵付刀 保存刀剣
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- 銘
- 国英
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 520g
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- 刀長
- 69.2cm
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- 反り
- 1cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 兵庫県 第104061号
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- 登録年
- 平成2年
江戸時代中期は、武士の象徴としての日本刀の美的洗練が進み、各地の藩では優れた刀工を召し抱え、多くの名刀が生み出された時代です。本刀の作者である国英は、出雲国松江藩のお抱え刀工として仕えた刀工です。松江藩は松平家が治めた名藩として知られており、文化的素養の高い風土のもとで磨かれた作風は、本刀の品格ある仕上がりに如実に表れています。
刀身は長さ69.2cm、反り1cmの均整のとれた姿を持ちます。地鉄は板目に流れる肌合いで、古雅な趣があります。刃文は直刃(すぐは)を基調としつつ、湾れが交じり、足(あし)が随所に入る変化のある出来映えです。茎(なかご)は生茎(うぶなかご)で、剱形(けんぎょう)の先端形状をなし、棒樋が両面に施されて1/2丸留めで収まっています。茎に刻まれた「国英」の銘は明瞭で、本来の姿をよく留めています。
ハバキは銀祐乗(ぎんゆうじょう)仕立てで格調高く、鞘は黒塗艶仕上げの上質なものです。鍔は隅切り木瓜型の赤銅魚子地(しゃくどうななこじ)で、重厚な存在感を放ちます。刀装具には草花文様の金象嵌が施された揃い金具が用いられており、拵全体として高い完成度を誇ります。
保存状態は良好で、錆や刃こぼれは見られません。日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書が付属しており、真贋の信頼性も確かです。藩工ゆかりの歴史的価値と美しい拵を備えた本刀は、江戸時代の刀剣文化に触れたい方や、確かな目を持つ刀剣愛好家の方に自信を持っておすすめできる一振りです。