室町末期 無銘脇差 直刃湾れ交じり 生茎 白鞘
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 315g
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- 刀長
- 42.9cm
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- 反り
- 0.52cm
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- 元幅
- 2.5cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 東京都 第263157号
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- 登録年
- 平成5年
室町時代末期は、応仁の乱以降の戦国期にあたり、各地の武将が覇権を競い合った激動の時代です。この時代には実戦を意識した堅牢な作りの刀剣が多く生産され、脇差もその需要のひとつとして広く作られました。本品はその時代を反映した一振りで、無銘ながらも端正な出来栄えを見せる白鞘脇差です。
造込みは鎬造・庵棟で、脇差として標準的かつ均整のとれた姿を持ちます。刃長は42.9cmと取り回しやすい寸法で、反り0.52cmと適度な反りを備え、実戦的でありながら美しいプロポーションを保っています。刃文は直刃を基調としつつ湾れを交えており、単調になりすぎず変化のある景色を楽しめます。地鉄は小杢目肌が丁寧に詰み、鉄味の良さが伝わる仕上がりで、地肌の美しさはこの一振りの大きな見どころといえます。
茎は生茎・栗尻で、経年によるヤスリ目は摩耗により判別しにくい状態ですが、鉄味の良さが茎にも感じられます。ハバキは銅製の二重ハバキが装着されており、刀身をしっかりと支える堅実な造りです。
状態については、錆・刃こぼれともに見られず、良好な保存状態を維持しています。白鞘は刀身の保護に適しており、このまま安心して保管・鑑賞いただけます。
室町末期の地鉄の味わいと、素直な刃文の美しさを間近で楽しみたい方や、日本刀入門として手頃な価格で時代物の一振りをお求めの方にも適した品です。15万円という価格帯でありながら、生茎・良好な地肌と、見どころの多い脇差です。