江戸中期 無銘 拵付刀 70.5cm 直刃湾れ交じり 金銀象嵌鉄鍔
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 686g
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- 刀長
- 70.5cm
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- 反り
- 2cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 東京都 第105731号
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- 登録年
- 令和3年
江戸時代中期に製作されたと推定される無銘の拵付刀です。江戸中期は泰平の世が続き、刀は実戦道具としてよりも武家の象徴・礼装品としての性格を強めた時代です。刀工たちは古刀の作風を研究しながら、品格ある作刀に取り組んでおり、本刀にもその時代性が感じられます。
銘はございませんが、地鉄には小板目肌が丁寧に練られており、江戸中期の上方系または関東系刀工の作刀傾向と合致する、落ち着いた仕上がりを示しています。刃文は直刃を基調としながら湾れが交じる穏やかな出来で、古刀写しを意識した品格ある刃取りとなっています。刀身は70.5cmと長寸で、反り2cmの均整のとれた姿を保っています。小切先は古調を感じさせ、全体の佇まいに静かな気品があります。元幅3cm・先幅1.8cmのしっかりとした身幅があり、重量686gと手に持った際の充実感も十分です。二重ハバキが使用されており、刀身への丁寧な誂えが伺えます。
拵は松の葉模様を施した茶ツヤ鞘が端正な印象を与え、鍔は丸形に縁金(ふくりん)を配した鉄地に金銀象嵌を施した意匠で、上質な装飾性を備えています。全体として統一感のある拵の誂えです。
保存状態については、刀身にさびが6ヶ所確認されますが、刃こぼれはなく、刀身の基本的な状態は良好です。さびについては今後の手入れや研磨により改善が見込まれます。
日本刀入門として、あるいは江戸時代の拵文化に触れる一振りとして、幅広い方にご検討いただける内容と価格帯です。