参河守源貞助作 江戸初期薙刀 銀ハバキ白鞘付
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- 銘
- 貞助
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 590g
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- 刀長
- 38.8cm
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- 反り
- 2.6cm
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- 元幅
- 2.9cm
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- 元重
- 0.8cm
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- 先幅
- 3.3cm
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- 先重
- 0.7cm
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- 登録番号
- 岐阜県 第084982号
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- 登録年
- 令和1年
「駿州嶋田住参河守源貞助」の銘を持つ、江戸時代初期作の薙刀です。駿州嶋田(現在の静岡県島田市周辺)は古くから刀鍛冶が盛んに行われた地として知られており、嶋田派と呼ばれる刀工集団が活躍した地域です。参河守の受領名を持つ源貞助は、その系譜に連なる刀工と推察されますが、詳細な経歴については不明な点も残ります。
刀身は板目肌が整然と流れ、刃文は直刃に乱れごころを帯びた風趣ある仕上がりです。両面には棒樋(丸留め、約9cm)と添樋(約19cm)が彫り込まれており、薙刀らしい力強い造形が見どころのひとつです。茎から切先までの全長は79cm、刀身長は38.8cmで反りは2.6cm。銀色のハバキが装着されており、白鞘の全長は104cmです。
なお、裏銘に「丹波兼信再刃之平成三十一年月日」とある通り、平成31年(2019年)に再刃が施されています。再刃とは、傷みを受けた刀身に改めて焼き入れを行う処置のことで、本作の刃文は当初のものではなく近年の作業によるものです。この点をご理解のうえご検討ください。現状の保存状態は良好で、刃切れなどは見受けられません。
在銘の薙刀は市場への流通数が少なく、江戸初期の歴史的背景を感じながら薙刀の造形美を楽しみたい方や、武道史・古武器の研究をされる方にもおすすめの一振りです。価格は20万円と、在銘薙刀としては手の届きやすい価格帯となっています。