江戸初期 無銘拵付脇差 白檀塗鞘 互の目乱れ刃文
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 354g
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- 刀長
- 41.2cm
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- 反り
- 0.8cm
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- 元幅
- 2.6cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.6cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 福島県 第16222号
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- 登録年
- 令和7年
江戸時代初期は、長きにわたった戦乱の世が終わりを告げ、武家社会が安定へと向かう過渡期にあたります。この時代に作られた刀剣は、実戦を前提とした堅牢な造りと、平和の訪れとともに芽生えた美への意識が融合した作風が多く見られます。本品はそうした時代の息吹を伝える無銘の脇差です。
刀身は刃長41.2cm、反り0.8cmとほどよい寸法に仕上げられており、脇差として均整の取れた姿をしています。地鉄(じがね)は板目肌(いたもくはだ)に流れごころが現れており、鍛えの丁寧さが見受けられます。刃文(はもん)は互の目乱れ(ぐのめみだれ)が刃区から鋒(きっさき)にかけて連続しており、変化に富んだ景色を楽しめます。鋒は小切先(こきっさき)と呼ばれる端正な形状で、江戸初期の作風を偲ばせます。茎(なかご)は生茎(うぶなかご)で、栗尻(くりじり)の形状を保っており、後世の手が加えられていない良好な保存状態です。ハバキ(はばき:刀身と鞘をつなぐ金具)は黒色と銀色の二重仕立てで、上品な存在感があります。
拵(こしらえ:刀身を収める外装一式)も見どころのひとつです。鞘は白檀塗り(漆が生乾きの状態で金箔を貼り付け、後から研ぎ出すことで独特の光沢と模様を生み出す技法)が施され、光の当たり方によって柔らかな輝きを放ちます。鍔(つば)は四方雲鉄鍔(しほうくもてつつば)で、古雅な趣があります。
錆・刃こぼれともになく、良好な状態を維持しています。江戸初期の日本刀をお手頃な価格でお求めになりたい方や、拵の美しさと刀身の景色を併せてお楽しみになりたい方に、ふさわしい一振りです。