D4242【白鞘脇差】正俊
江戸時代中期に制作された「平安城住正俊」銘の脇差です。江戸時代中期は太平の世が続き、刀剣は武士のステータスシンボルとして、より美的な完成度が求められた時代でした。山城伝の流れを汲む京都の刀工、正俊の手によるものと推察される本作には、当時の洗練された作刀技術が凝縮されています。
造込みは、日本刀の標準的な形状である鎬造(しのぎづくり)に庵棟(いおりむね)。刀身の地鉄(じがね)は、木目のように見える板目肌が細かく詰んでおり、非常に緻密で美しい質感を有しています。刃文は、丸みを帯びた波状の文様が連なる互の目(ぐのめ)乱れが鮮明に焼かれており、鑑賞時の見応えは抜群です。切先は、江戸時代らしい実用的な小切先となっており、全体として均整の取れた優美な姿を保っています。
また、刀身を保護するハバキには、金色と銀色の色絵が施された二色仕様の豪華なものが添えられており、刀身の品格をより一層高めています。現在は保管に最適な白鞘に収められております。
刀身の状態は、錆や刃こぼれがなく、良好な保存状態を保っています。二振目のコレクションとしてはもちろん、銘がはっきりと残り、刃文の美しさを存分に堪能できる一振りのため、初めて日本刀を手にされる方にも自信を持っておすすめいたします。美術的価値と状態の良さを兼ね備えながらも、お求めやすい価格設定となっております。
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- 銘
- 正俊
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 413g
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- 刀長
- 49cm
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- 反り
- 1.1
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- 元幅
- 2.8
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 和歌山県 第17715号
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- 登録年
- 昭和49年