B4257【拵付刀】無銘
室町時代末期、いわゆる戦国期に作られたとみられる無銘の拵付刀です。この時代は各地で戦乱が続き、実戦に即した刀剣が数多く鍛造されました。需要の高まりとともに各国の鍛冶が活発に作刀を行った時期であり、本刀もそうした時代の空気を伝える一振りといえます。
刀身は61.2cmで反り1.6cm、小切先の姿は室町末期の刀に見られる特徴をよく示しています。地鉄(じがね)は板目肌がよく詰み、刃文は湾れ(のたれ)に少し互の目(ぐのめ)が交じる変化のある乱刃を焼いています。穏やかな波のような湾れの中に互の目が加わることで、刃中に奥行きのある表情が生まれています。棒樋(ぼうひ)の掻き流しが約17cmにわたって施されており、姿全体に引き締まった印象を与えています。茎(なかご)は磨り上げで、切仕立て、目釘穴は二つ。銅製の二重ハバキが付属します。
拵は黒石目塗の鞘がきれいな状態で残っており、丸形の鉄鍔は落ち着いた趣があります。柄巻きも良好で、実際に手に取った際のバランスも良く、総重量448gと取り回しやすい重さです。
状態面では錆や刃こぼれがなく、保存状態は良好です。無銘のため刀工の特定はできませんが、地鉄や刃文の出来からは相応の技量を持つ刀工の手によるものと推察されます。
戦国期の日本刀をお手頃な価格で手にしたい方、また拵付の刀を鑑賞用としてお探しの方におすすめの一振りです。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 448g
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- 刀長
- 61.2cm
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- 反り
- 1.6
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- 元幅
- 2.8
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.4
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 新潟県 第070277号
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- 登録年
- 平成25年