室町末期 無銘 脇差 40.6cm 花影蒔絵拵 小柄付 鎬造
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 276g
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- 刀長
- 40.6cm
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- 反り
- 0.5cm
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- 元幅
- 2.5cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.6cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 新潟県 第069013号
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- 登録年
- 平成22年
戦国時代の動乱期にあたる室町時代末期に製作されたと思われる、実戦的な体配の脇差です。この時代は需要の増大により、使い勝手の良い数打ちから注文品まで多様な刀剣が造られましたが、本作は身幅と重ねのバランスが良く、手に取った際の取り回しの良さが際立っています。
刀身は、日本刀の標準的な形状である鎬造(しのぎづくり)に、庵棟(いおりむね)を添えた造りです。地鉄は板目肌に柾目(まさめ)が交じり、当時の実力派刀工による鍛錬の跡が伺えます。刃文は落ち着いた印象を与える細直刃(ほそすぐは)が焼かれ、小切先へと続く伝統的な意匠です。磨り上げられた茎(なかご)からは、大切に使い継がれてきた歴史が感じられます。
外装には、黒塗りのツヤ鞘に美しい花影が浮かぶ趣深い拵(こしらえ)が付属します。丸形の鉄鍔は力強く、小柄(こづか)の刀身には素剣の彫り物が施されるなど、細部まで武士の美意識が反映されています。
保存状態については、刀身に錆や刃こぼれはなく、古刀の風合いを存分に鑑賞いただけます。一部に2.3cm程度の鍛割れ(きたえわれ)や、鞘に漆の剥がれが見受けられますが、製作から数百年を経た骨董品としてのリアリティを物語っています。
お求めやすい価格ながら、室町末期の息吹を感じられる一振りです。初めて日本刀を手にされる方の入門用として、また、歴史の重みを感じる調度品をお探しの方にもおすすめいたします。