江戸中期 無銘脇差 鮮明な大互の目刃文 拵・白鞘付
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 512g
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- 刀長
- 55.3cm
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- 反り
- 1.3
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- 元幅
- 2.8
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.9
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 東京都 第88857号
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- 登録年
- 昭和22年
江戸時代中期は、太平の世が続く中で刀剣の美術的価値が一層高まり、実用性と芸術性を兼ね備えた優品が数多く生み出された時代です。本品はその時代に作られた無銘の脇差で、銘こそありませんが、作行きの確かさから熟練した刀工の手によるものと推察されます。
刀身は板目肌のよく詰んだ地鉄に、鮮明な大互の目(おおぐのめ)の刃文が施されています。波打つような刃の輝きは見る者を引き込む美しさで、本品最大の見どころです。帽子(切先部分の刃文の形状)もほぼ完全な形を保っており、刀工の高い技量がうかがえます。茎(なかご)は生茎で磨り上げがなく、栗尻の茎尻も当時のままの健全な姿を伝えています。
拵は、艶やかな黒塗り鞘に丸形の変わり鉄鍔を合わせた端正な仕立てです。金色のハバキが刀身を美しく引き立てており、全体の調和がとれた装いとなっています。保管用の白鞘も付属しておりますので、日頃の保存にも安心です。
状態は錆や刃こぼれがなく良好です。刀身55.3センチは脇差としては堂々たる長さで、反り1.3センチの優美な姿形と相まって、鑑賞用としての魅力にあふれています。
初めて日本刀をお求めになる方から愛好家の方まで、幅広くおすすめできる一振りです。