康継銘 拵付刀 室町末期 生茎 互の目乱刃
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- 銘
- 康継
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 716g
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- 刀長
- 68.6cm
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- 反り
- 1.5
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- 元幅
- 2.9
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 2
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 東京都 第100215号
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- 登録年
- 昭和35年
本刀は「康継」と銘を切った拵付の刀で、室町時代末期の作と見られます。室町末期は戦国の動乱が激化した時代であり、実戦を念頭に置いた堅実な造りの刀が多く生み出された時期です。康継の銘は越前・江戸を中心に複数の刀工が名乗った名跡であり、本刀は室町末期の作行きを示す一振りです。銘については無鑑査・保存刀剣等の審査を経ておらず、現状品としてのご案内となります。
刀身は刀身長68.6cm、反り1.5cmの均整のとれた姿で、中切先に収まります。地鉄は板目肌(木の板のような木目状の鍛え肌)で、肌立ちのある力強い地景が感じられます。刃文は互の目に湾れを交えた乱刃で、刃区から帽子にかけて変化のある景色を見せています。ただし、刃文・刀身ともやや曇りがあり、全体的におぼろとした印象です。研磨により一層の冴えが期待できる状態です。茎(なかご)は生茎(うぶなかご)で、目釘穴は2個。茎尻は栗尻の形状を保っており、時代の経過を静かに物語っています。
拵は黒塗艶鞘に丸形透かし鍔を組み合わせた、落ち着いた品格のある誂えです。銅製祐乗ハバキ(はばき)が刀身を固定し、全体として調和のとれた一振りに仕上がっています。
コンディションは、錆・刃こぼれともになく、保存状態は良好です。刀身のくすみはあるものの、地鉄や刃文の特徴は観察できます。
室町期の生茎を持つ拵付刀として、36万円という価格はご入門の方から経験者まで、幅広い方にとって手の届きやすい一振りです。日本刀の歴史と鍛刀技術に関心をお持ちの方に、ぜひご検討いただきたい逸品です。