室町末期 嶋田住源助宗 拵付脇差 互の目乱れ
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- 銘
- 助宗
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 3
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- 重量
- 644g
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- 刀長
- 59.7cm
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- 反り
- 1.2
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.9
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 東京都 第49682号
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- 登録年
- 昭和27年
室町時代末期は、戦国の動乱が列島を席巻した激動の時代です。武将たちが競って名刀を求めたこの時期、各地の刀工たちは実戦に耐えうる堅牢さと、武家の美意識を満たす刃文の華やかさを兼ね備えた作刀に研鑽を重ねました。本品はその時代を生き抜いた一振りです。
銘は表に「源助宗」、裏に「嶋田住」と刻まれており、駿河国嶋田(現在の静岡県島田市)を拠点とした刀工の作と読み取れます。嶋田は古来より刀鍛冶の産地として知られ、「嶋田もの」として一定の評価を受けてきた地域です。助宗銘の刀工については詳細な系譜の確認が必要ですが、銘の刻み方や造込みの特徴から室町末期の作刀と判断されます。
造込みは鎬造、庵棟。地鉄は小杢目肌が詰んで現れており、当時の鍛錬技術の確かさをうかがわせます。刃文は互の目乱れが刀身全体にわたって連続し、変化に富んだ景色が楽しめます。切先は中切先にまとまり、全体的なプロポーションは脇差としての取り回しの良さを感じさせます。茎は磨り上げ、目釘穴は三個。銅ハバキが据えられています。
拵は黒塗艶鞘に金箔押皮カバーが付属し、雅な趣を添えています。鍔は木瓜形の鉄鍔。縁金・頭・目貫は花図で揃えられており、統一感のある意匠が品格を高めています。
保存状態は良好で、錆・刃こぼれともに見当たりません。室町末期の在銘脇差として歴史的な背景を持ちながら、拵も含めて状態よく残っている点は特筆に値します。日本刀の歴史や地方鍛冶の作風に関心をお持ちの方、あるいは時代拵を含めた一式でお探しの方にとって、お求めやすい価格の一振りです。