銘正宗 室町末期 鎬造 湾れ互の目 白鞘脇差
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- 銘
- 正宗
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 488g
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- 刀長
- 49.4cm
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- 反り
- 1.1
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.8
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 愛知県 第79842号
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- 登録年
- 令和7年
室町時代末期は、戦国の世が本格化した激動の時代です。武士たちは実戦を意識した堅牢かつ実用的な刀を求め、刀工たちもその要請に応えるべく優れた作品を生み出しました。白鞘に収められたこの脇差は、そうした時代の気風を今に伝える一振りです。
銘は「正宗」。いわずと知れた鎌倉時代末期の名工・相州正宗の名を刻んでいますが、本刀は室町時代末期の作と鑑られており、後代において正宗の名を冠した脇差と考えるのが自然です。日本刀中興の祖とも称される正宗の名は、それほどまでに後世の刀工や刀剣文化に深く浸透していました。
刀姿は鎬造、庵棟。刀身49.4cm、反り1.1cmとほどよい身幅と反りを持ち、中切先の端正なまとまりが全体に落ち着いた品格を与えています。地鉄は板目に流れがあり、時代らしい地景が自然に映え、見る者を飽きさせません。刃文は鮮明な湾れに互の目が交じり、変化に富みながらも整然とした刃中の働きが確認できます。茎は生茎で栗尻。長年にわたる保存の痕跡を素直に伝えており、時代の確かさを裏付ける要素となっています。
ハバキは銀製の祐乗ハバキで、品格のある仕上がりです。白鞘のみの付属となりますが、保存上は理想的な状態といえます。
状態は良好で、錆・刃こぼれはいずれも見られません。室町末期の脇差としてこれだけ健全な状態を保っているものは少なく、日本刀に親しみ始めた方から、時代物の健全な一振りをお探しの方まで、幅広くお勧めできる一振りです。価格も著名な銘と良好な保存状態を考慮すればご納得いただける設定となっています。