伊勢守藤原国次 越前松岡住 三角槍 江戸中期
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- 銘
- 国次
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 176g
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- 刀長
- 15.6cm
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- 反り
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- 元幅
- 2.2
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- 元重
- 0.9
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- 先幅
- 1.6
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- 先重
- 0.6
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- 登録番号
- 長野県 第089601号
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- 登録年
- 平成26年
本品は、表に「伊勢守藤原国次」、裏に「越前松岡住」と銘を切った三角槍です。越前(現在の福井県北部)は江戸時代を通じて刀剣生産が盛んな地であり、松岡は松岡藩の城下町として知られます。国次はその地に根ざした刀工であり、「伊勢守」の受領銘を持つことから、幕府や諸藩への納刀実績を持つ正統な職人であったと考えられます。
造込みは三角造りで、槍としての突き刺し能力を重視した実戦的な形状です。刃文は直刃で、乱れがなく品格のある出来映えを示しています。地鉄は板目肌で、鍛えの緻密さが感じられます。茎から切先までの全長は45cmで、棒樋が8cm施されており、樋(溝)が重量の軽減と強度の向上を兼ねていることがわかります。刃長15.6cm、反りなし、元幅2.2cm、元重0.9cmと、槍としての均整のとれた寸法です。
保存状態は良好で、さびおよび刃こぼれはいずれも見られません。直刃の刃文も鮮明に残っており、江戸時代中期の作としての風格を今日に伝えています。白鞘が付属し、全長100cmと取り扱いやすい仕様です。
日本刀と並ぶ武家の象徴的な武具である槍は、流通数が刀に比べて少なく、銘の明確なものはさらに希少です。銘入りの槍を良好な状態でお求めになりたい方、あるいは江戸時代の武具を身近に置いてお楽しみになりたい方にとって、18万円という価格は手の届きやすい一振りといえるでしょう。武家文化の息吹を伝える本品を、ぜひご検討ください。