室町中期 銘吉 直刃乱れ交じる拵付脇差
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- 銘
- □吉
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 292g
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- 刀長
- 40.1cm
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- 反り
- 1.5
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.5
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- 先重
- 0.3
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- 登録番号
- 新潟県 第056166号
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- 登録年
- 昭和58年
本品は室町時代中期に制作されたと推定される脇差で、茎に「□吉」の銘が確認できます。室町中期は応仁の乱前後にあたり、戦国時代へと移行する激動の時代です。武士が日常的に帯刀し、実戦での使用を前提とした作刀が盛んに行われた時期であり、本品もその時代背景を色濃く反映した一振りといえます。
造込みは鎬造、庵棟。地鉄は板目が流れて柾がかる典型的な室町期の鍛えで、長年の時を経てなお鉄色に深みが感じられます。刃文は直刃を基調としながら乱れが交じり、変化のある景色を見せます。切先は小切先にまとまり、室町中期の脇差に見られる端正な姿を保っています。茎は磨り上げとなっており、本来の長寸から仕立て直されて現在の姿になったと考えられます。
コンディションは良好で、錆・刃こぼれともに見受けられません。刀身長40.1cm、反り1.5cmと扱いやすい寸法に収まっており、目釘穴は2個です。
付属の拵は黒塗艶鞘に木瓜形の鉄鍔を合わせた落ち着いた取り合わせで、時代の雰囲気をよく伝えています。ハバキは銀着せ仕立てで、刀身との収まりも良好です。
室町時代の作刀に関心をお持ちの方や、古作の脇差をお探しの方にとって、実際に手に取って時代の息吹を感じていただける一振りです。価格は10万円と、室町期の拵付脇差としては手の届きやすい設定となっており、日本刀入門の方から経験豊富な愛好家まで幅広くご検討いただけます。