室町末期 無銘拵付脇差 小柄付 直刃乱れ交じり
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 321g
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- 刀長
- 43.8cm
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- 反り
- 1
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.5
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- 先幅
- 1.9
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 長野県 第55705号
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- 登録年
- 昭和47年
室町時代末期は、戦国の世を背景に全国各地で刀剣が盛んに製作された時代です。実戦を想定した堅牢な作りが求められ、地方の刀工を含む多くの鍛冶が活躍しました。本品はその時代の息吹を今に伝える無銘の拵付脇差です。
造込みは鎬造、庵棟。刃長43.8cm、反り1.0cmと、脇差としてやや長めの寸法をもち、持ち重りのするしっかりとした体配です。地鉄は板目流れて柾がかり、時代の作刀傾向をよく示しています。刃文は直刃を基調としつつ乱れが交じり、単調になりすぎず変化に富んだ刃情を見せます。切先は中切先にまとまり、全体のバランスが整った一振りです。茎は磨り上げで無銘、茎尻は切となります。ハバキは銅製です。
拵は黒塗艶鞘に丸形の鉄鍔を合わせた端正な誂えで、柄には菊図小柄が付属します。小柄は時代の工芸美を感じさせる見どころのひとつであり、拵全体として完成度の高い一式です。
コンディションについては、刀身に極小さびおよび極小刃こぼれが一部に認められますが、いずれも軽微なもので、観賞・保存いずれの用途にも支障のない良好な状態です。
室町末期の時代刀を拵一式付きで、しかも菊図小柄まで揃った状態で求められる機会はそう多くありません。価格は150,000円と、拵・小柄込みの内容を考えると十分に手の届きやすい設定です。日本刀入門の方から時代物の脇差を探しておられる愛好家の方まで、幅広くお勧めできる一振りです。